|
Open Workbench(オープンワークベンチ、略称「OWB」)は、スケジューリングに焦点を当てた無償のプロジェクト管理ソフトウェア。依存関係を持ったWBSの作成やリソースの割り当て、自動スケジューリングやベースラインなどの機能を持つ。 == 概略 == もともとは「Project Workbench」として1984年にニューヨークのApplied Business Technology(ABT)社で開発された。2000年にNiku株式会社がABTを買収、さらに2005年にCA Technologies社がNIKUを買収したため、Open Workbenchは現在CA Technologiesから提供されている。 Open WorkbenchはMicrosoft Projectのように、デスクトップ環境で効率的なプロジェクト管理を可能にするデスクトップアプリケーションである。ガントチャートなどを利用して、一つのプロジェクトを効率的、効果的に管理することができる。 Open WorkbenchとMicrosoft Projectにはいくつかの相違点がある。最も違うところはOpen Workbenchはエフォート型(見積もり工数型)をベースとしてスケジュールする(schedules based on effort)のに対し、MS Projectはデフォルトでは期間型(based on duration)でスケジュールするところである(設定によりエフォート型も可能)。 つまり、Open Workbench上でのスケジュール計画では、タスクの完了に必要な見積もり工数(時間)と担当リソースが週に何時間稼働できるかの情報からスケジューリングが決められる。一方MS Projectでは逆に、タスクの期間によって必要なリソースの工数を見積もる。この理由により、両製品ではタスクへのリソース時間配分の方法も異なる。Open Workbenchはリソースの稼働可能な時間をベースにタスクへの時間配分をするのに対して、MS Projectは次に空いている時間単位をブロック単位でタスクに配分する。 作成したファイルは独自フォーマットである.rmpファイルの他、他のツール(MS Projectなど)と互換性のあるxmlファイル形式でも保存できる。 また、下記で紹介するCA Technologies社のCA Clarity PPMのアカウントを持っていればサーバー上に保存することも可能である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Open Workbench」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|